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事例紹介 01 製材ワークショップ



都市森林プロジェクトの様々な取組みのなかで、いまや欠かせないものになっている「製材ワークショップ」は、街で伐られた大木を地域の皆の力で製材し、活用しようという取組みです。



木が伐られて街の景色が変わるとき、なんだか工事をしているなと思っていたら、ある日突然景色が変わっていた、となるのではなくて、地域の人々がその過程に立会い、自分たちの力でできることをして、街のこれからにつながるかけがえのない木材をつくるのです。



街の大木は、その土地の数十年、百年にわたる物語を見つめながら、長くその土地の景色をなしてきたものです。そこで生まれ、育ち、暮らす人々のアイデンティティのいくばくかをなしてきたものです。



そんな街の木は、しかし、様々な事情から毎日のように伐採されています。木を伐らないで欲しいという気持ちを持つことは、とても自然なことだと思います。



しかし一方で、街の木には持主がいて、管理に伴う負担や責任、木が倒れたりといった事故に伴うリスクを背負っている者がいます。木に特別な思い入れを持つ人もいれば、そうでない人もいます。それぞれの木の現場にはそれぞれの事情があり、それぞれの当事者の判断があるのです。



要求して、要求する側とされる側をつくるということは、街の木を対立の起点にするということです。街の木は、そうではなく、街で暮らす多様な人々の出会いや交流や、そこからはじまる物語の起点になるべきはずのものなのです。



街で大きな木を伐るときに、その下に皆が集まり力を合わせる。

その木を街のこれからに活かすため、自分たちでできることをする。



大木の丸太という、大きな自然の賜物とがっぷり四つの取っ組み合いをして力を尽くし

その木を感じ、その木とその木が見つめてきた土地のことに思いを馳せ、特別な時間を共有する。




そのことがきっと、地域の未来にとって大きな力になるのです。



製材ワークショップのデジタルブックを見る →

(別サイトが開きます)


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都市森林プロジェクト

庭木、街路樹、公園木。これまで眺めるだけだった街の木に「活かす」という視点を取り入れて、その魅力と価値を最大化。木があって良かった! のその先に、「街の木=都市森林」の新しい循環が生まれようとしています。

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© 2019 Yoshiyuki Yuguchi