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2023年2月5日(日)「チャボヒバの製材ワークショップ」
緊急で、製材ワークショップを開催いたします!
目下整備中の高尾の拠点では、街で伐られた木々を木材にして、大きな建物を造ることを目指していますが、実際それを達成するには、家具を作ったりするのとは桁違いに木材の量が必要で、もちろんこれまでに貯めていた材を総動員していきますが、それでも一部足りないという課題に直面していました。
そんな時、いつも一緒に仕事をしていただいている造園の方から、世田谷区のお宅でチャボヒバ伐らせていただいたんだけど、使います?とお声がけいただき、「もちろん使います!」と。
ちょっとした花壇みたいなスペースに生えていたとは思えない立派さ。立派になりすぎてもう維持無理ということで伐採されました。直径20cm強、長さ3m強、十分柱にできます。柱にしたいです。左2本がチャボヒバで、一番右のはカイヅカイブキ、こちらも立派で柱もしくは梁にできそうです。
クレーンで下ろして、ふたりでずりずり動かすのがやっとの重さ。
なんとか屋内に3本の丸太を運び入れました。そしてその前日まで、この場所にあった他の柱や梁になる材たちの加工はすでに始まっています。
遅れてやってきたこの木々も、できるだけ早く製材しなければなりません。このくらいなら、なんとか製材所に持って行かずにこの場でやってしまおうというところなのですが、せっかくなので「製材ワークショップ」を開催して、興味のある方にとっての体験の場にできればと思いました。
「製材ワークショップ」って何?という方は、こちらのページをご覧ください。
前回、大盛況で盛り上がった「断面萌えの会」のなかで行った「年輪チャレンジ:一番樹齢のある木はを探そう!」で驚きの的となったチャボヒバ。直径25cmくらいなのに、直径90cmの木よりも樹齢がありました。
今回はガンガン作業を進めなければなりませんので、おそらく大鋸だけでなくいくらかハンディな機械も使用します。現状の現場には、大きなバンドソーのような木工機械はありません。ハンディな工具だけで、どのようにこれを現場で製材するのか? 今回ならではの段取り、やり方をこれから考えて、参加者の皆様と一緒に実行していきます。
木はくじらのように大きな自然の賜物、思いっきりなにもかも忘れて木と取っ組み合いましょう。きっと楽しい、そしてなにかを感じられる、「木ってこういうもの」という概念が圧倒的に増えて深まる1日になると思います。
「製材ワークショップ」には毎回はじめての方がたくさん参加します。木工やノコギリがはじめてという方も、力のない方も小学生くらいのお子様も、みんなでできる作業をできるようにがんばります。見学メインもOKです。この機会をぜひ活かし、解像度の高い「木ってこういう感じ」を増やしていただければと思います。
先週末の「断面萌えの会」の様子。実際に現物に触れ、少々撫でる程度ではなく汗をかくほどに、体で体験しなければわからないことを体験できる場に、この場所がなっていました。整備を進め、こうした機会をどんどんつくっていきたいと思っています。
「チャボヒバの製材ワークショップ」当日の様子
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