街の⽊のいのちをつなぐ植樹プロジェクト 

たくさんの木が伐られてしまう!そんなとき、なにかできることがないものか? 

 

そう考えてはじめたのが、このプロジェクトでした。大きな木や緑地の地面には、落ちた種から芽生えた木の赤ちゃんが生えて来ています。そんな小さな木を掘り採って育てたり、種やどんぐりを播いたり挿木をしたり、そういうことにみんなで取り組んで、次の世代の苗木を育てます。

 

たとえば南町田の公園では、工事で掘り返される直前に、地域の人たちと市の職員が一緒になって現場に入り、芽を出していたたくさんの木の赤ちゃんを救い出しました。そうしてできた苗木はそれぞれに持ち帰り、大切に育てました。2年後、工事が終わった公園には、育った苗木を持って集まった人たちが中心となって、新しい森を作ることができました。

 

たくさんの木が伐られるという時に、いてもたってもいられない気持ちになるのは自然なことと思います。「伐採反対!」「移植せよ!」と声を上げたくなりますが、木の所有者や管理者にも相応の事情と経緯があるものです。私が出会ってきた木の持ち主のほとんどは、伐採の決定者であると同時に、その木のために最も時間を使い、大切にして来た人でもありました。これは、公園の木など公共の木々であっても同じです。自分が管理している木がきっかけとなって、誰かに責められたり対立が生じたとしたならば、そんな経験を経て誰が一体、これからもたくさんの木を植えよう、大きく育てようと思うでしょうか。誰の心も動かさない程度の緑でなければ災いの種になってしまう、そんな文化をつくるわけにはいきません。街の木は対立の起点になるのではなく、人々が出会い、共に取り組む起点にこそなるべきです。小さなことでも良いので、だれもが一緒にできることからはじめてみる。たくさんの現場に関わってきて、それ以上に大切で効果的なことはないのだと痛感しています。 

2018年

東京都町田市南町田拠点創出まちづくりプロジェクト「苗木づくり大作戦」

2018年 東京都調布市

調布駅前広場

「苗木作りイベント」

2017年 

​社有地のアカマツ

2017年 

​世田谷区 屋敷林の木々

都市森林プロジェクト

庭木、街路樹、公園木。これまで眺めるだけだった街の木に「活かす」という視点を取り入れて、その魅力と価値を最大化。木があって良かった! のその先に、「街の木=都市森林」の新しい循環が生まれようとしています。

都市森林株式会社

一般社団法人街の木ものづくりネットワーク

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© 2019 Yoshiyuki Yuguchi