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製材ワークショップ
街で伐られた大木を地域の皆の力で製材し、活用する取り組み。
製材ワークショップでは、その木が生えていた土地のことに思いを馳せ、話を聴き、また話をしながら、重く堅く手強い大木と1日がかりの取っ組み合いをします。
丸太を動かすこと、その重さ、そのコツ、その工夫、その道具、皮を剥くこと、剥く時のシワシワという音、香り、てらてらと光る地肌、湯気が立ち昇るかのような生き物感、剥いた樹皮でもなにか作れそうなこと、みんなで交代交代、大鋸を挽いて挽いて、ついにあらわになる木の内側、その色、その木目、歳月が刻まれた模様、成長の途中になにがあったのか、折れたり伐られ たり虫に喰われたり、傷ついて闘った痕があるかもしれない、特別に美しい杢を表すかもしれない。製材ワークショップでは、そんな事ごとを、その地で伐られた木の下に集まって、一緒に体験していきます。
地域のことに誰かと一緒に取り組んだ思い出ができると、その思い出の場所は特別な意味のある場所に変わります。私自身、製材ワークショップを開くたびに思い入れのある土地が増え、特別な思い出を共にした戦友のように感じられる人が増えていきましたが、こうしたことが、きっとその土地の未来を勇気づける力になるはずと思うのです。
木は伐られてもそれで終わりではありません。その木があったおかげで人が繋がり、そのなかからまた新しい物語がはじまって、街は続いていくのです。
東京都町田市
鶴間公園のクスノキ
東京都杉並区
(旧)杉並区立上井草保育園(平成30年に民営化)
東京都三鷹市
個人邸のケヤキ
神奈川県大和市
久田緑地かながわトラスト緑財団 久田緑地のウワミズザクラ
東京都世田谷区
屋敷林のシラカシ
東京都世田谷区
ゴジラ松と呼ばれたクロマツ
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