グランベリーパークパークライフ棟

まちライブラリー南町田

製材ワークショップ/苗木づくり大作戦/植樹祭

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使用樹種:クスノキ、ケヤキ、ムクノキ、エノキ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ウワミズザクラ、エゴノキ、イヌマキ、ツバキ、モッコク、イトヒバ、サンゴジュ、クマノミズキ、イヌシデ、ヤマモモ、キンモクセイ、スダジイ、アキニレ、モチノキ、ミズキ、アカガシ、シラカシ、アラカシ、メタセコイア、ヒマラヤスギ、クワ、カヤ、ブドウ、カリン、サンショウ、クチナシ、アオキ、サンシュユ、ニッケイ、ナツミカン、ビワ、カキ、ウメ、イチョウ、イロハモミジ、トウカエデ、ドウダンツツジ、ナンテン、カツラ、ヒメシャラ、ハゼノキ、マユミ、アカマツ、クロマツほか

駅前の商業施設と隣接する広大な公園の一体的な再開発が行われた南町田では、街の木のあり方をアップデートしようという一連の取り組みを行うことができました。

 

象徴的な成果物として完成したライブラリーは、再開発で伐採された木々とそれ以前から私が集めていた木々で製作しましたが、このライブラリーは、木をきっかけに新しい街造りにたくさんの地域の人々が関わって、一緒に取り組むことができた成果でもありました。

公園で伐採した大木の製材にあたっては、製材ワークショップというイベントが開かれ、たくさんの人が力を合わせました。 公園の地面が工事で掘り返される直前には、およそ40人の市民と市の職員が一緒になって現場に入り、芽を出していた木々の赤ちゃんを掘り採って救い出しました。そうしてできた苗木はそれぞれに持ち帰り、大切に育てました。2年後、工事が終了した公園にそれらの苗木を植えることも実現しましたが、そのときには、一緒に木を植える仲間は400人近くにも増えていました。

新しい施設の顔となるエントランスの壁は、数十樹種、およそ1000ピースからなる色とりどりの木のレンガで作られましたが、その製作には400人近い市民や関係者が参加し、長い工事の終わりを告げるまち開きイベントの日に完成させました。 そんなエントランスを入った先にあるライブラリーでは、木目も色も質感も違う、50樹種にも及ぶ色とりどりの木々たちが、まるで森の中のように個性を競い、それでいて調和して、訪れる人を寛がせてくれています。

眺めるだけの緑、伐ったらお終いの街の木から、もっと関われる緑へ。ずっと続く循環のある都市森林へ。街の木、街の緑の概念をアップデートして、まちづくりと街造りを変えていく。南町田では、ずっと思い描いていた街の木(都市森林)の循環を、一連の連続した形で、理想的な形で実現することができたのです。