Cafe aona

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使用樹種 : エノキ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、桜の一種、ケヤキ、スダジイ、クリ、カキ、ナツミカン、モッコク、クロマツ、クスノキ

調布市と子育て支援に取り組むNPOが共同で運営する大型飲食施設、店舗。

調布市および調布市に隣接する世田谷区の木々を中心に、12樹種の街の木々を使って、家具や什器を製作。街の木を大きく活かした最初の作品となりました。

3台の大テーブルは、直径1mにもなるエノキの大木から製作。根張り、幹別れ共に激しいクセの強い大木で、狂いも大きい原木でしたが、そういうものほど仕上がってみると魅力的になるものです。製材したての原板は、汚いなどと言われて不人気でしたが、仕上がったテーブルは一番人気になりました。

テーブルも同様で、なんという桜の種類か分からないものでしたが、驚くほど濃い褐色が美しい仕上がりになりました。一般的な木工の世界で「桜」といえば山桜のことを指し、他の種類としてはわずかにウワミズザクラやシウリザクラが流通しています。それに対して、木材にされることが一般的にない街の桜の代表はソメイヨシノですが、ここで使った桜はそれらのどれとも明らかに異なるものでした。ただやはり狂いは大きく、製材時に36mmあった板厚を削って平らにし、20mmを残すのがようやくとなりました。