街の木でつくる暮らしの道具

上から、モッコク、シラカシ

 

古い刃物を手入れして、街の木で作った柄を仕込みました。シラカシは力のかかる道具の柄材としては定番ですが、庭木に多いモッコクも非常に強靭で、十分に役割を果たしてくれています。

玄翁、槌

左から、シラカシ、ミカン、ビワ、ハナミズキ

強い力がかかる玄翁(金槌)や槌(ハンマー)の柄は、強靭なシラカシ材で作るのが定番ですが、ハナミズキもミカンもビワも、とても強靭で粘りがあり、耐久性も含めて良い使い心地になりました。色々な材を試す過程では不適な樹種もありましたが、ノミを打込むには柔らかくて不適でも、弾力があって手首には負担が少なくて用途によっては良い材があるなど、色々と分かることがありました。

大鋸

左から、キウイ、カヤ、ノダフジ、ノダフジ

製材で使う大鋸や窓鋸の持手は、庭で育ったキウイやノダフジの幹で仕込みました。キウイやノダフジの材は、一般的な木材とは全く異なり繊維質でふかふかしています。そんな木材を持手の形に整形し、穴を開け、そこにノコギリの柄を差し込みますが、強く打ち込んでも割れることがなく、ギュッと締まって良いのです。また鋸の柄は、軽く柔らかく表面がツルツルでない木材の方が、滑りにくく長時間の使用でも手が焼けにくく、具合が良いのです。

​くつべら

スダジイ、サザンカ、アラカシ、トウカエデ、ウワミズザクラ、ほか

 

軽量コンパクトな携帯くつべら

カトラリー

街の木を活かす取り組みをはじめてまもない頃、身近な木々の木材としての可能性をたく さんの方に感じていただければと、カトラリーづくりを体験できるイベントを繰り返しま した。カトラリーづくりは、わずかの材料とちょっとした道具さえあれば誰でも挑戦でき るので、木の加工に親しむ最初の一歩としてとてもおすすめです。リンク先の動画では、 まったく未経験、道具ゼロから始められるカトラリー作りを紹介しています。 

動画:【木のスプーンづくり①】道具と素材

バターケース

ヤマザクラ、アラカシ、キンモクセイ、ほか

200gのバターが入る、家庭用バターケース

香合

ソメイヨシノ、カヤ、カキ、エンジュ、ほか

香合はお香を入れるための小さな容器。そもそもは、私が街で伐採予定となった木々などから集めた種などを入れておきたいと思い、作ったものです。大きな引出しに様々な樹種で作られた色とりどりの香合を並べて、街にある色んな木々の種を収納したいと夢想して、製作しました。

手提げ道具箱

ヒノキ(建築解体材)+クマノミズキ、マテバシイ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ

現場に持ち込むための鞄のような道具箱。

手提げ鑿ケース

ケヤマハンノキ、イチョウ

ワークショップやイベントの際に使うたくさんの刃物を入れて運ぶための道具箱。