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2025112(日)/ 3日(月・祝)
木のカトラリーづくり集中講座
※満席となりました

自分がまずは楽しんで、次の人にその楽しさを伝えていく​
そうしたことを一緒にできる仲間を増やすための講座です

木のスプーンやフォーク等のカトラリー

お庭の木の剪定や伐採の際や、ちょっとした木の伐採現場に通りかかったとき、そんな時に得られる素材で何かを作ることができたり、その方法を伝えて誰かを喜ばせることができたなら、木を植えて育てることがもっと楽しくなってくる。木の持ち主も、木に関わって仕事をする人も。

木工教室の風景

今回の講座は、未経験の人でも木や木材や刃物や工具に一通り詳しくなれて、触ることもでき作業も行う、情報量のとても多い講座です。カトラリー作りには彫刻系木工のひととおりの要素が詰め込まれています。カトラリーを作ることができれば、応用でさまざまなものを作れるようになるはずです。

木のスプーン等をつくる木工教室の風景

五感を使って体験しながら、適宜解説やディスカッション、質問を受け付けながら作業を進めます。導入ハードルが高い高価な道具がなければできない、はじめられない、ではなく、わずかな手工具しか持っていないという段階でもできるやりかた、また、そこからさらに道具を導入して発展させるならどういった道具や展開があり得るか? など、工具や機材の実際の働きも学びます。

木のカトラリー.jpg

今回の講座の目指すところは、身近な自然、街の木の恵みである木材を活かして、まずは自分が学び、楽しみ、さらにその先で、誰かを喜ばせられるような木工イベントを開いたり、自分で作った作品を販売したり(そのレベルの作品を作れるようになることを目指します)、そうしたことを自分でできる仲間を増やすこと。もちろん、まずは自分が学び楽しむ、そこからですので、経験がないと言う方や可能性の一つとして視野を拡げたいと言う方も、遠慮なくご参加いただければと思います。

2日間のプログラム

※作業の進捗等により各日の内容が入れ替わる場合がございます。
※講座内で必要な刃物や工具は貸与いたします。

1日目:11月2日(日) 
・素材について(木材の見方、枝、丸太、板や角材、適した樹種とそうでない  
 樹種、生木か乾燥した木か、廃材リユース)
・工具について(手工具だけの場合、電動工具などを導入する場合)
・刃物の研ぎ方
・街の伐採木を入手するには? 
・伐採されたモッコク、ウメなどから自分で材を得て、使えるようにするには?
 実際に作業して、各自持ち帰れるカトラリー製作用の木材を作ります(自主練
 用)。
 手工具しかない場合のやり方や、電動工具が使える場合など。
・木材の目利き、節や欠点(材の個性)の活かし方
・得られた木材の準備、乾燥のさせ方など
・樹皮はどうできる?
・カトラリーのデザイン、図案の描き方
 オリジナルデザインのスプーンを考え、実際に作っていただきます(用意され
 たデザインを真似してもOK)
 こちらで用意した乾燥済みのサクラの角材(以下、サクラ材)をバンドソー
 (糸鋸)を使って加工(1日目はここまで。2日目のみ参加の方はこの作業を2
 日目に行います。1日目だけ参加の方は、ここから先はご自身で自宅で作業とな
 ります。参考動画有)

2日目:11月3日(月・祝)

・1日目に加工していたサクラ材から引き続きスプーンを製作。
 刃物の使い方や木目の見方など指導を受けながら製作を進める。 
 同時に、誰かに教える場合のコツや要点、参加者がしてしまいがちな失敗ポ  
 イントを学ぶ。
・自分だけでつくるとき、また、自分でワークショップを開催する場合の準備  
・必要な、あるいはあると便利な補助具について(作業台のしつらえ、あると 
 便利な道具、準備や仕掛け)
・木材が割れるなど、失敗してしまった場合のリカバーについて

・塗装、塗料について
・木工品のお手入れについて
・自分が主催して木工体験イベントを開催する場合の注意点やノウハウなど

今回使用する木材について 

モッコク

モッコクの木

「庭木の王」と呼ばれるモッコクは木材としても「銘木」の風格です。褐色で滑らかな木肌が美しく、極めて緻密で硬く粘り強い。加工は大変ですが一生物のカトラリーになれる木材です。

サクラ

桜の木のスプーン

公園や街路樹などの剪定で発生することも多く、得られる機会が多いサクラ。カトラリー用の木材としても最適で、モッコクに比べれば幾分加工が楽ですが、やはり一生物のカトラリーになれる耐久性のある木材です。

ウメ

梅の木

作業が早くて余裕のある人は、ウメの材も木取ってお持ち帰りください。

講師紹介 

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湧口善之(ユグチヨシユキ)
都市森林株式会社代表
一般社団法人街の木ものづくりネットワーク代表理事 

私は庭木や街路樹、公園木など街の木を総称して「都市森林」と呼び、その森に新たな循環をつくる取組み=都市林業を提唱し、実践してまいりました。 

取組をはじめた当初は、街の木は木材としてはダメ、公園や街路樹の活用は「前例がない(からできない)」と言われ続ける状況でしたが、小さなことからできることを実践し、街の木を活かしたらこんなに良いことがあった!という実例をつくらんとしてきました。 

世田谷区役所で行われた伐採ワークショップ

世田谷区本庁舎

そうこうするうちに(十数年かかりましたが)街の施設を街の木でつくるということが実現し、目下進行中のプロジェクトでも、100人を超える一般市民が参加しながら、私たちの街で育った木々で街の大切な場所をつくることに取り組むことができています。 

街の木50樹種で作られた図書館

街の木50樹種で作られた図書館

街の木は木材としてはダメというかつての常識は、いまや街の木を活かそうというトレンドに変わりつつありますが、そのはじめの一歩は、自分なりに自分でできることをする、続ける、ということでした。

私も最初は、街の木を素材にカトラリーなど木工雑貨を作る小さな体験イベントを、地元のお寺のスペースなどを借りて開催したり(その頃は道具や機械も最小限でした)、自分で作った小さな作品をひとつひとつイベントやネットで販売したり、そうしたことを繰り返しながらできることを増やしていきました。

木のスプーン等をつくる木工教室の風景

参加される方には、技術も道具もまだほとんどないという方から、ある分野はやっているけれど、別の分野はあまり分からない(造園はできるけれど木工は知らない、など)、といった方がいらっしゃることと思います。私もこの取り組みをはじめた頃、そんな一人でした。そこからひとつひとつ、たまたま通りかかった伐採現場に転がる小さな丸太を拾い集めて、それをどうにか自分の手でなんとかしようと試行錯誤して、それはいま振り返ると、すごく遠回りをしたようにも思うのですが、実はその無駄と思える四苦八苦や試行錯誤にこそ学びがあり、発見の連続であったとも思うのです。そんな学びと楽しさを多くの皆様と共有し、街の木を活かす仲間を増やせればと思っています。皆様のご参加をお待ちしています。 

講座概要 

【日時】
11月2日(日)・ 3日(月・祝) 
各日10:00~17:00(居残り作業、質問等18:00まで、12:00~12:45昼食休憩)
※基本は2日間ご参加いただきたい講座ですが、1日のみのご参加も可能です。


【参加費(各回)】
11,000円(税込)/日

【対象】
経験、知識の有無に関わらず、どなたでも参加できる講座です。刃物を使い、怪我をする可能性もある講座ですので、各作業への参加や程度は、ご自身の責任においてご判断ください。

【お子様の参加について】
基本的に子供向けの内容ではありませんが、子供は個人差が大きいため、保護者の方によるご判断でお願いいたします。小学生のお子様は保護者同伴でご参加ください(2名分の参加費が必要です)。また、各作業への参加や工具等に使用についての可否は保護者の方の判断および責任においてお願いいたします。


【募集人数】 若干名

【持物等】
・手袋(滑止め付きの軍手など)
・ご自身で普段お使いの刃物等がある方はよろしければお持ちください。使用方法や研ぎ方、仕込み方など指導できる場合があります。
・お弁当(最寄りのコンビニ等へは距離がありますが、飲物の自販機は近くにあります)
・筆記用具、HB~B程度の芯の鉛筆もしくはシャープペンシル、ノート(図面を描く紙)
・定規(メモリ付きであればなんでもOK、おすすめはシンワ測定の直尺30cm)
※この機会に道具を購入される場合には、よろしければこちらのページ(
https://www.toshiringyou.com/tools)を参考にしてください。スプーン製作で最低限必要な道具は、切出し小刀と丸ノミです(講座では貸与します)

【会場アクセス】
住所:東京都八王子市元八王子町3丁目2519-4
公共交通機関:京王線&JR 高尾駅から①徒歩2.4km ②高尾駅北口からバス2分(10分間隔)バス停すぐそばです。
お車:駐車場あり、無料(駐車台数に制限がありますので、使用の有無をお知らせください)
*会場は現在完成度が80%程度になっている「総街の木造り」のアトリエです。
 街の様々な樹種が木材となって集合しています。

【ご注意】

・保険への加入は各自の判断でお願いいたします。
・イベント参加にあたり、当日、下記内容の参加誓約書にサインしていただきますので、事前にご確認ください。

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【参加申込】下記の申込フォームよりお願いいたします。
https://ws.formzu.net/dist/S597485048/

先着順、若干名の募集となります。折り返しご案内を差し上げますのでtoshiringyou@gmail.comからのメールを受け取れるよう設定をご確認ください。

ご質問等ございましたら
toshiringyou@gmail.com まで、お気軽にお問い合わせください。

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