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自分もやりたい!という方へ、お勧めしたい道具や工具たち

街の木を活かす取組みを自分でもしたい!という方向けに、動画の配信イベント開催などに取組んできましたが、そのなかでおすすめの工具・道具を知りたいという声を多くいただくようになりました。

こちらで紹介する道具の多くを、私自身も使用しています。初心者も安心して購入でき、プロになっても使い続けられるもの、ということを意識して、実用性を重視して紹介いたします。

amazon販売ページへのリンクがあるものは、リンク先でご購入いただくことで売上の一部が還元され、普及啓発のための動画制作やイベント開催の資金になります。ご協力いただければ幸いです。

当HPを利用して生じたいかなる損失・損害については、当方では責任を負いかねます。正確な情報発信に努めておりますが、誤りがあることや情報が古くなっていることもあり得ます。ご理解の上、ご活用くださいますようお願いいたします。

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←道具・工具以外にも、こちらより買い物をしていただくことでも、ご協力いただけます。

1.刃物

1.刃物
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切出小刀

木のスプーンなど彫刻系木工の基本の道具、切出小刀。私は木工刃物の一大産地、兵庫県三木市、池内刃物さんの小刀をよく使用しています。間違いのない素材と作りでありながら、購入しやすい価格になっています。サイズ(長さはほぼ同じで幅が色々)がいくつかありますが、私は幅18mmを多く使用しています。まっすぐなスタンダードな形で、持ち手やサヤなどはあっても良いですし、なくても良し(私はないものを使用しています)。左利きの人用に刃のつき方が逆になっているものもありますので、ご注意ください。

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追入のみ

木工で使う基本のノミが追入(おいいれ)ノミ。1分(刃の幅が3mm)から一寸4分(42mm)くらいまでサイズがあり、セットであることが望ましいですが、まず一本、なら24mm、2本目以降は一番細かいところに入る3mmかほぞ穴サイズの9mm、幅が広いのも使いやすいので36mmなど。鋼は青紙鋼(白紙は少し柔らかくて硬い木や節がある材料を相手にするなら青の方がおすすめ)のものが一番万能で使えます。私はすでにお亡くなりになった方が作ったノミを多く使っていますが、特別に高価なものではなく一本数千円(一本当たり3〜8千円くらい、サイズによる)のものです。同等のものが色々あると思いますので、探してみてください。

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丸ノミ

リンク先のものは私が主に使っているものとは違うのですが、非常に買いやすい価格で、つくりもしっかり、鋼は安来鋼(青紙鋼)という本格的な木工・大工刃物で使用されるもの。お勧めできると思います。タタキノミというのは、金槌(玄能)で叩いて使えるノミ。サイズが色々ありますが、一本だけでスプーンを作るなら、15〜18mmくらいのものが良いと思います。大きいと小さいのは作れませんので。

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常三郎 幻 ヒナ型 押(裏)金付 台付鉋
白樫 42mm(青鋼)

自分が木工の学校を主催したとして、経験のない「手が小さくて非力な」生徒さんにかんなを一本だけ買っていただくならこれが有力。このサイズ、私は小さめのカンナでは青鋼ではなく特殊粉末鋼HAP40のものをメインで使用していますが、価格や研ぎやすさも勘案して一般的には青をお勧めいたします。青も十分以上に硬い鋼で、青で刃こぼれするような節や合板などはハイスでやっても大抵の場合刃こぼれします。

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常三郎 酒壷 ヒナ型 ウラ出し不要 台付鉋
白樫 42mm(特殊粉末鋼HAP40)

左記同様だが、鋼が違う。青紙鋼より長切れするが研ぎは少し大変かも。木工の刃物の鋼の違いは、じゃんけんのようなもの。相手となる木材の樹種(合板なども)によってより適したものがあるわけですが、余程の玄人でないと違いはわからないと思います。はじめの一本であれば、価格も安い青紙の方をお勧めいたします。

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常三郎 春蘭 平小鉋 押(裏)金付
白樫 48mm(青鋼)

自分が木工の学校を主催したとして、経験のない「普通の成人の」生徒さんにかんなを一本だけ買っていただくならこれが有力。小物作りからちょっとした机の天板まで、なんとか一本で頑張るならこれがお勧め。

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常三郎 春蘭 台付鉋
白樫 60mm

大きな面を仕上げるにはそれに応じた大きさのかんなが必要です。小さなかんなで大きな面を相手にすることもある程度は可能ですが、効率も含めて限界はあるものです。amazonのリンク先販売ページに「青紙極軟鉄鍛造」という説明がありますが、これは鋼が青紙鋼という硬い木にも対応した強い鋼を使用し(この部分が材に当たり材を削ります)、「極軟鉄」というのは地金の方にやわらかい鉄を使用しています、ということです。日本刀のように柔らかい鉄と硬い鋼が鍛接されて(接合され鍛えられ)いるのです。鉋やノミは、すべてを固い鋼で作ってしまうと硬すぎて研ぐのがものすごく大変になってしまいます。それに対して、地金を柔らかくすることで、固い鋼は刃先に少しだけとなり、格段に研ぎやすくなっているのです。

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常三郎 春蘭 台付鉋
白樫 70mm

大きな面を仕上げるにはそれに応じた大きさのかんなが必要です。小さなかんなで大きな面を相手にすることもある程度は可能ですが、効率も含めて限界はあるものです。amazonのリンク先販売ページに「青紙極軟鉄鍛造」という説明がありますが、これは鋼が青紙鋼という硬い木にも対応した強い鋼を使用し(この部分が材に当たり材を削ります)、「極軟鉄」というのは地金の方にやわらかい鉄を使用しています、ということです。日本刀のように柔らかい鉄と硬い鋼が鍛接されて(接合され鍛えられ)いるのです。鉋やノミは、すべてを固い鋼で作ってしまうと硬すぎて研ぐのがものすごく大変になってしまいます。それに対して、地金を柔らかくすることで、固い鋼は刃先に少しだけとなり、格段に研ぎやすくなっているのです。

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常三郎 細工 平鉋
ハイス鋼 30mm

主に面取りに使用しています。軽くて小さいので、が〜っといっぱい削って角を落とさなければならないような時、例えば角材から丸棒を作ろうとか、角の状態から丸い大きな面を取ろうとか、手をいっぱい動かさなければならない時に、重いカンナでやるのと軽いカンナでやるのでは疲労が違います。

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面取鉋 P2020002 2R.jpg
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常三郎 名門 自由角面取鉋
白樫 30mm

角の面(めん)を設定した幅で削ることができる特殊なカンナ。こういうものもあるうちに買っておいた方が良いと、個人的には思うので、私も先日、4本ばかり買いだめしたところです(イベントなどで貸し出すため)。作り手不足で大変、いつまで売れるかわからない、とは老舗道具屋さんの言。

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常三郎 春蘭 台直し鉋
白樫 42mm

色々と難しいこともあるカンナですが、いい加減であれなんであれ、とりあえず買って、どんどん使って、試行錯誤するしかありません。かんなは刃よりも台、というくらいですから、慣れてきたら台の調整、にも挑戦してみると良いでしょう。そのために使うのが、この台直し鉋です。

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常三郎 したば君L型
鉋台調節用

台直し鉋と同じ仕事を、より手軽にやってしまおうというのがこちらの商品。初心者〜中級者にいきなり台直し鉋を買うべし、というよりも、こちらをまず買ってとにかく台の調整に手をつけてみるのがお勧めかもと思います。かんなは奥が深いので、すべてを完璧にやらなければとはじめから思ってしまうと嫌になってしまいます。それなりでもそれなりの仕事はできますので、とにかく手をつけて、少しずつ慣れていきましょう。

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ヤリガンナ

もうだいぶ昔のことですが、皮付きで届いたヒノキの太鼓梁を仕上げるのにどうしたものかということで、福井県の武生市(現越前市)で作っていただいたヤリガンナ(越前打刃物)。平らな面を仕上げる普通の鉋(台鉋)とは違い、丸太など不整形な木材を仕上げることができ、仕上げた表面には独特の刃物跡が残ります。いまでは一般に使われることはなく、古い時代の建築、例えば法隆寺や薬師寺の柱などに槍鉋で仕上げられた部材が見られます。

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大鋸

街で伐られた木の元に関係者や地域の人たちが集まって現場で製材する「製材ワークショップ」というイベントを繰り返してきましたが、その中心を担うのがこの大鋸、昔の製材の道具です。いつ作られたのかもわからない、傷んだ中古品を自分なりに直して使用していましたが、引退された会津の鋸鍛治の方に目立てを習うことができ、少し改善されました。

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木の樹皮むき

製材の際に使うことはもちろん、街で伐られた木の元に関係者や地域の人たちが集まって現場で製材する「製材ワークショップ」というイベントでも大事な道具。樹皮にも色々あって、同じ道具・同じむき方ですべてに対応できるわけではないのですが、子供達が参加するイベントでは、怪我の恐れがとても少ない形状のものだけを使用しています。

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丸太をはつったり薪割りなどに使う斧。斧にも用途によっていくつかの形状があり、作業に応じた使い分けが必要ですが、怪我の危険も大きい道具なので、子供達の薪割りへの参加などは極めて注意深く行わなければなりません。私が使っているものは古い刃物で、柄をカシやモッコクやビワなど、街の木のなかでも強靭な樹種の木材にすげ替えて使用しています。

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玄翁、槌

玄翁(金槌)や槌(ハンマー)も頭(金属部分)の形状や大きさが色々ありますが、とりあえず一本、ならば両口玄能という片側が釘抜きになっていたりしないものが木工ではお勧めです。重さは350g前後のもの。やや小さい225gのものは、ノミを力強く打ち込むには軽すぎますが、カンナの刃を調整するには良いサイズです。普通の柄はシラカシ材が定番ですが、私は色々な街の木の柄にすげ替えて使用しています(写真左から、シラカシ、ミカン、ビワ、ハナミズキ)。

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椿油

保管時に刃物がサビないように塗っておく油。木工で使う鋼はとてもサビやすいもの。私はちょうどよい太さの竹を切って、空洞部分に布を固く詰め、そこに油を染み込ませて口紅のようにして塗っています。

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NTカッター

紙を切るのはもちろん模型作りなどでも使います。シンプルなNTカッタープロシリーズが好きです。替え刃は一般的な切先角度のものももちろん良いですが、30°のより鋭角なものもあり、こちらはスチレンボードなどを切るのに調子が良かったり、細かい細工切りをするには最高です。

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軸付きフェルトホイール

電動ドリルやボール盤に取り付けて使う研磨用のフェルトですが、これを使うことで丸ノミや彫刻刀の丸刀を超絶効率的に研ぐことが可能です。隣で紹介している青棒をフェルトに付けて使います。使い方の動画がありますので、ぜひご覧ください。
【丸ノミ、丸彫刻刀の研ぎ】
https://youtu.be/w8bgFibuhJs

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青棒(研磨剤)

隣で紹介している研磨用のフェルトホイールに擦り付けて使う研磨剤。これを使うことで丸ノミや彫刻刀の丸刀を超絶効率的に研ぐことが可能です。使い方の動画がありますので、ぜひご覧ください。
【丸ノミ、丸彫刻刀の研ぎ】

https://youtu.be/w8bgFibuhJs

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2.砥石

2.砥石

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砥石
(キング#1000 中仕上げ用)

最も普及し、最もコスパがいい砥石のスタンダード、キング砥石。DIYでも包丁用でもこれの1000番と6000番ふたつをセットで買いましょう。こちらでノミでもカンナでも彫刻刀でも包丁でも、ほとんどの刃物を研ぐことができます。私も色々な砥石を持っていますが、結局のところこれでいかな、これがいいかな、と。砥石に慣れてから、色々高価なものにも手を出して、結局これに戻ってきました、という感じ。

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砥石
(キング粒度#6000 最終超仕上用)

最も普及し、最もコスパがいい砥石のスタンダード、キング砥石。DIYでも包丁用でもこれの1000番と6000番ふたつをセットで買いましょう。こちらでノミでもカンナでも彫刻刀でも包丁でも、ほとんどの刃物を研ぐことができます。私も色々な砥石を持っていますが、結局のところこれでいかな、これがいいかな、と。砥石に慣れてから、色々高価なものにも手を出して、結局これに戻ってきました、という感じ。

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砥石
(シャプトン 刃の黒幕シリーズ)

刃の黒幕シリーズをはじめとしたセラミック砥石は、固い素材で作られていて、形が崩れにくくなっています。でもこのことはメリットかと言われるとそうでもなく、使い方をわかっていればキングでも変形に悩まされることはなくなります。刃の黒幕の価値はその質。砥石にこだわる人たちが、この砥石を選んでいます。

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ダイヤモンド砥石

カンナやノミの裏押し(裏側を研磨して真っ平らにすること)には、昔は金盤という平らな金属板と研磨剤(金剛砂)を使用したそうですが、現在一般的にはダイヤモンド砥石を使います。販売ページで「#400 #1000」などとあるのは、片面の番手が荒め(たくさん削れる)#400で、反対側が細かい(仕上用)#1000、ということです。もっと高価で良いものもありますが、まずは手を出しやすいこちらからでも。私もよく使用しています。濡らしたらすぐ拭いて乾かさないと錆びるのでご注意を!

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3.罫書き、墨付け、測る

3.墨付け

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白柿(シラガキ)

木材に加工線を引く刃物。鉛筆ではなく、刃物で線(傷)を引くことで、格段に精度が上がり、加工のレベルがアップします。直尺(金属製の定規)やスコヤ(直角定規)をガイドにして加工線を罫がきます。少し本格的に木工をするのであれば、平行な加工線を引く毛引と合わせてこの白柿と、直尺、スコヤはセットで揃えましょう。私は美貴久や昭三作のものを使っていますが、いずれも剣先形状に先端を改造しています。

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罫引(毛引、ケヒキ)

木材に平行な加工線を引く道具、スコヤ(直角定規)。鉛筆ではなく、これらで罫書くことで精度は格段に向上、DIYレベルから木工家レベルへの重要なステップです。白柿、スコヤとセットで使うのがお勧めです。2本の線を同時に引ける2丁毛引もありますが、こちらは一本だけ使って1丁のもの同様に使うことも可能です。私が使っているのは自作したものですが、売られているものを購入して、刃や刃がついた竿だけ活かして他を作り直したりするのも簡単で楽しいかもしれませんね。

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ノギス

材の厚みを図ったり、溝の深さや隙間の間隔を測るのに使います。デジタル式もありますが、木工では特段必要性を感じることがありません。が、老眼などメモリを見づらい方はデジタル式をお選びになるとストレスがないかもしれません。とはいえ数字で見えてしまうと、無意味なレベルの精度にまでこだわりたくなって逆にストレスになってしまうかも!?

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シンワ測定 直尺 

建築や家具の模型造りでスチレンボード(発泡スチロール)や紙を切るのでも、木工で使うにも、定規と言えばこれ、シンワ測定。1本だけなら30cm、模型や小物が多いなら15cmを加え、大きなものもあるようでしたら60cmや1mなども。たくさん買えるなら30cmを何本かそろえて工房のあちこちに追いておき、15mmはポケットや筆入れに、60cmや1mも一本ずつ、といった感じが理想でしょうか。

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定規ストッパー

シンワ測定さんの直尺(金属の真っ直ぐな定規)に取り付けて使うストッパー。あるととてつもなく便利です。毛引同様、定規とストッパーも何セットかあると重宝することが多いです。

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芯ホルダー

製図用に芯を尖らせて使うものですが、木工作業などの際にポケットにあるとなにかと便利。鉛筆だとガサガサした材や丸太に書こうとすると芯が折れやすいですが、シャープペンのようにノックすると芯が出てくる芯ホルダーなら便利です。替え芯や芯を尖らせる専用の鉛筆削りもあります。https://onl.bz/BMPqgL2

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スコヤ

材に直角な線を引くための道具がスコヤ。木工の学校に入ったら何はなくとも買わなければはじまらない道具(ノミ、カンナ、玄能、ノコギリ、直尺、スコヤ、毛引、白柿)の一つです。鉛筆で引くこともできますが、木材の加工には白柿を使うことで格段に精度が上がりますので、白柿や毛引と一緒にご検討ください。木で自作しておくと、作ったもの(特に内側)に当てて矩(かね=直角)が出ているかを確かめる際にも製品に傷がつきにくいのでおすすめです。

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45度スコヤ

材に45度の線を引くスコヤ。90°と兼用のものもあります。留め(とめ)、すなわち45度に部材を切る場合に使用します。こちらもスコヤ同様木で自作するのもおすすめです。自分で使う道具を調整したりカスタマイズしたり自作したり、そうした作業も楽しいものですし、その過程を通じても作る力がアップしていきます。

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自由スコヤ

スコヤ同様に加工線を引くための道具ですが、角度を自由に決めて固定できるようになっています。

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墨壺

墨汁を入れ、墨汁を染み込ませた糸で線を引く道具。丸太を大鋸やチェンソーで製材するときや、大きな板材の木取などで、長い線を引くのに便利です。DIYで合板など大きなボードの墨付にも(消しゴムで消せません)。樹皮がついたままの丸太など、黒い線が付きづらく見えづらいものには、白い粉で線を引くチョークラインを使用します。

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チョークライン

凹凸が激しかったり濃色系で墨壺の線が付きづらい、あるいは見づらい丸太などに直線を引きたい時に使います。補充できる白い粉が糸にまぶされ、その糸を張ってはじくことで、対象物に白いラインが引かれます。丸太をチェンソーなどで製材する時に良く使用しています。

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水準器

水平を見る道具。一般的な使い方以外にも、大鋸で丸太を挽いたりチェンソーで製材する時に真っ直ぐ切れているか確かめる(あるいはあらかじめ墨を打っておく)ために使用することが多いです。丸太に当てて定規のようにして線を引いたりもしますので、短いものよりも4〜50cmの長さがあるものを使っています。DIYでも棚の水平を見たり柱の垂直を確認したり。

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標尺

丸太の記録写真を撮る時などに、2mのものをよく使用しています。写真に写し込んでおくと、後で確認できて便利。工事の記録写真でも使用。

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4.研磨、塗装、接着

4.研磨、塗装、接着

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サンドペーパー
(コバックス スーパータック ハード)

サンドペーパーこそ良いものを。安物とプロ用のものとでは違いすぎて驚くはず。プロ用は少しばかり高価に見えても、何倍も長く使えて仕事も早いので結局安上がり。私は手研磨でも機械での研磨でも、コバックスというメーカーのものを良く使用しています。一応リンクを貼っておきましたが、amazonでは取り扱いが限られるようなので、他で探してみてください。製品数も多いので、詳細はメーカーにお問い合わせください。

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塗料
(木固めエース)

木の内部に浸透して硬化し、木を強化する仕上げ剤。表面に塗膜をつくってギラギラすることなく、ほとんど白木のように仕上がります。木材そのものの色や質感の魅力を損なわない上質感があり、あまり神経質にならずに日常使いできる木の食器に仕上げることが可能です。食器以外の木工品にももちろんOK。木固めエース普及会のオンラインショップで購入できますので、調べてみてください。

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塗料
(ポリウレックスエコ)

屋内で使用する家具や雑貨等(食器以外)にはこちらを良く使用しています。製品を作るプロの木工家や家具メーカーが使用しているものですが、いまやamazonでも購入できるとは驚きました。品番が色々あり、たとえば私が使っているフラットクリアーのものでもツヤの具合でV-557-10とかV-557-3などといくつかあります。メーカーHPに詳しい仕様書があり、またお問合せ窓口もしっかりしていますので、ご確認の上、ご検討ください。
和信化学工業HP

https://www.washin-chemical.co.jp/

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ハケ
 

使い捨てるなら100円均一ショップの刷毛が便利に使えます。サイズも揃っていて抜け毛もほとんど気にならず、コスパ最高。ペンキのように塗膜を作る塗装では抜け毛があると困ってしまいますが、塗って拭き取るタイプの塗装では少々抜け毛があっても問題になることはありません。

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使い捨て塗料容器
 

溶剤を含んだ塗料で溶けることがない、塗料用のスタンダードな容器です。持ち手がついた枠に使い捨ての容器をセットして使用します。

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キシラデコール木部保護塗料)

木材用防腐塗料の定番。施工しやすく一般の方にもおすすめです。屋外に木を使っているお家のメンテなどは、業者に頼まなければと思っていると先延ばしになりがちですが、傷む前に自分でコレを塗ることで、傷んでから業者まかせよりも圧倒的に安上がりに維持できます。

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カビスケ(木材カビ取り剤)

木材のカビや汚れは表面を削ってしまえばなくなるものが多い一方、表面を削っただけでは消えない内部にまで入るカビもあります。代表的なのはマツの「青(アオ)」で、伐採後の丸太を放置していたり、製材した材でも湿気があると白太にはすぐにカビ(松のカビは青っぽいのでアオと呼ぶ)が入ってしまいます。製材してすぐに桟積みし、風通しのある屋根下に置いていても、桟木があるところに青が入ってしまったり、少し吹き込んだ雨に濡れて青が入ってしまったり、マツはそのくらいデリケートでまったく青を入れずに材にすることが難しいものです。そうした青を効果的に除去してくれるのがカビスケです。ハケやスプレーで塗布して、時間を置いて丁寧に水拭きすればOK。食器や衣類用の漂白剤では木を痛める度合いが強かったり、木材における除去効果がイマイチなこともありますので、ご注意ください。

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ボンド クイックセット

強力な接着力があり、乾いても痩せないので割れやスキマの充填に使えます。透明なまま、もしくは木の粉などを混ぜて練り、木材の穴や割れに充填したり、L字型のカウンターの留め部分の接着に使ったり(水性の接着剤で木口に水を吸わせると狂うのでそういう場合はこちらを使用)といった用途に使用しています。2種類の液を混ぜてから5分で硬化するので手早い作業が必要です。5分のものはほぼ透明(パッケージに「淡色透明」と記載あり)ですが、30分のものはグレー系の色が付いているのでご注意ください。

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PIボンド(木工用接着剤)

木工メーカーで使われる強力高性能な木工用接着剤です。2液タイプで、手軽な1液タイプに慣れている方は面倒と感じるかもしれませんが、しっかり混ぜれば良いだけですので難しくはありません。注意点は、混ぜてから短時間で使用しなければならない点で、あまりモタモタしていると硬化がはじまってしまうこと。それで無理に接着すると本来の性能を出せなかったり接着不良になることも。混ぜてからばたばたしないよう、しっかり段取りしてスムーズに作業を行うことが重要です。段取り良く作業がスムーズな作り手は所作も作品も美しく、使い手にそうあることを求めてくれる接着剤、ということでも、ものづくりを一段レベルアップさせてくれる接着剤なのです。
http://www.oshika.co.jp/search/detail/61

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木材割れどめ剤

製材後の木材の木口や割れが生じやすい箇所に塗布する割れどめ剤。塗っても割れることがありますし、必ず使わなければならないわけではありませんが、価値の高い原木をできるだけ割れなく木材にしたい場合には有効です。

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5.固定

5.固定

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クイックバークランプ

材料などを固定したり、接着の際に挟んだりできるクランプの一種。クイックバークランプは手軽さがウリで、金属製のがっちりしたFクランプほどの強烈な力を出すことはできませんが、サッと挟んで木材を固定したり外したり、頻繁に付け替えるような用途ではとても便利です。

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木工バイス

色々に使えるのでひとつはもっていたい木工バイス。木工の要点のひとつは、木材をどう固定して作業をするか。固定してあれば、両手を自由に使っての加工が可能です。

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ハタガネ

板を接いだり、建具を組んだり箱を組んだり(接着)する際に使う締め具。片側からだけ締めると締められたものを反らせる力が働いてしまうので、打ち消し合うように複数本で表裏から交互に締めて使います。つまり、ちょっとした板を接ぐなら最低4本くらいはないとということ。色々なサイズのものがありますので、用途に応じたサイズを選びましょう。机の天板のように大きなものを締めるには、より強度があるパイプクランプあるいはポニークランプなどと呼ばれるガッチリしたものを使います。ハタガネはそれほど大きくない箱や板に向いている締め具です。

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6.電動工具

6.電動工具

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丸鋸

DIYや木工で最初に購入する電動工具、ということも多い丸鋸には多くの選択肢がありますが、私は日立(HiKOKI)を多く使用しています。廉価なFCで始まる品番のものでもかなりタフ。大きさは最初の一台なら165mm径の刃のものがおすすめ。電源コード付きかコードレス(バッテリー)かは使う場所や使い方で。使用頻度が高く危険な道具でもあるので、DIY用でも数千円の差なら安いものを選ぶより高い方を選ぶ方が良いと思います。

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特大丸鋸

普通に市販されているものでは最大の丸鋸。150mm超の木材を一発で切ることができるので、大工さんが柱や梁を切ったりするのに使うのが良くある使い方だと思われますが、私はむしろ、丸太を割るのに使用することが多いです。

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昇降盤(テーブル丸鋸)

本格的な木工房にある200V駆動で大きく重く(数百キロ!)高価な木工機械を使ったことのある人は、この手の小さく軽く安価な木工機械は、「こんなもんじゃ製品作れねー!」と言いたくなることと思います。振動もあって材にはナイフマーク(切削跡)がはっきり残るし、「精度が悪い!」と言いたくなるかも。でもそれは比べるのがおかしいこと。ポータブルな機械はすべて、その安定性や調整のしやすさや精度において、巨大な木工機械にかなうはずがありません。それでもあればあっただけできることが増えますし、作る力は確実に増しますし、使いこなせばしっかりした作品や製品づくりにも活かすことができるのです。

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卓上丸鋸(スライド丸鋸)

材料を直角や45度(留め)など、好きな角度に決めてカットすることができる丸鋸です。私は20年以上前の古い日立製のスライド丸鋸をいまだに使用しています。同じ機能なのに価格が大きく違うのがこうした機械たちですが、値段が張るプロ用のものはやはりタフですね。スライド丸鋸に限りませんが、ベアリングはどんなものでも必ずダメになってくるので、異音がしたり回転に違和感を感じたら、すぐに交換することをお勧めいたします(自分でできない人は、メーカーが指定するメンテ窓口に連絡しましょう)。

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ミニテーブルソー

主に家具の模型作りに使用する小さなテーブルソー。私はプロクソン(PROXXON)のスーパーサーキュラソウを使用していますが、ベルト駆動のベルトが負荷がかかるとぐぐぐっと粘ってギュンっと解放されて(滑って)ノコがブレることで綺麗に切れなかったりするので、負荷をかけすぎないように材を送る速度を慎重にしたり気を使います(これが悪い道具、ということではなく、そんなもの。模型づくりの会社の方は、このベルトを別のものに変えて改造するのだと言っていました)。プロクソンは定番ですがベストかと言われると?なこともあり、より安価な製品もありますので、ご検討ください。

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電気かんな

電動のカンナで木材を平らに削ります。この手の電動工具の刃には替え刃式(刃先だけ使い捨て)と研磨式(何度か研いで使える)がありますが、研磨式は切れ味が鈍ったら自分で研いだり(研ぐ機械を持っていたり)研磨屋さんに出せる人向け。色々に使いますが、一枚板を電気カンナであらかた平らにして、最後は手のカンナ、サンダーあるいはサンドペーパー、といった感じで使います。刃幅は82mmと120mmがありますが、天板など大きな材料が多いのと柱のような角材も一発でかけられるので、私は120mmの電気カンナ(Hikoki)を使用しています。

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手押しかんな

平面が出ていない荒木の木材に、最初の平面を出す道具(手のかんなが電動になって平らな盤に固定されている。材料の方を動かして削る)。最初の平面が出せたら、今度はそこを基準にしてガイドに当てながら削ることで、木材に直角を出すことができます。DIYや大工さんの現場加工用ポータブル用途では、長らくリョービのHL-6Aが定番(ほぼそれしかなかった)でしたが、廃盤になってしまいました。

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自動かんな

手のカンナなり電気カンナなり手押しカンナなりで、一面の平面が出た木材を、その平面を基準に反対面を削って厚みをそろえてくれる機械。私はマキタの自動カンナを使用しています。機械を使った木工は、手押しカンナ、自動カンナ、昇降盤、が3点セットという感じで連携して作業して、ガタガタだった荒木の木材を四面四角で平面直角が出た「部材」にしていきます。手押カンナも自動カンナも、材料をセットする盤の幅が決まっているので、その幅以上の木材を加工することはできませんのでご注意ください。私はマキタの2012NB(替え刃式と研磨式があります)という定番の自動カンナを使用しています。

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バンドソー

リンク先の木工用バンドソー(高儀 EARTH MAN 卓上木工バンドソー RBS-195A)よりも、私はもう少し大きなバンドソーを木工イベントなどで使用していますが、大きい分価格も高いので、木のカトラリーづくりなど小物作りでとっても導入しやすい価格のこちらのバンドソーをお勧めさせていただきます。より大きな材料を切りたい、より本格的なものをという方は、REXON 10インチ・バンドソー などをご検討ください。

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ベルトサンダー

小物作りでサンドペーパー作業の手間を省きたい、たくさん作りたい! 量産したい! となったらこちらがお勧め。買いやすい価格ですが、十分に戦力になってくれると思います。電動工具全般、怪我にご注意! また、削った粉が舞うので外で使うか、集塵機や掃除機を接続するなど、一般家庭では対策が必要です。

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ランダムオービットサンダー

マジックテープがついた丸いサンドペーパーを貼り付けて使用する電動サンダーで、サンドペーパーは振動しながら回転して木材を研磨します。机の天板のような広い面も上手く使えば(なんでもそうですよね)仕上げられますが、どちらかというと広い面よりも狭い面、曲面などが得意です。パッドの直径は一般的な木工では125mm径のものが良いと思います。私はマキタのものを使用していますが、その性能にとても満足しています。

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トリマー、ルーター

トリマーもルーターも、取り付ける刃物の形状によって様々な形の面をとったり(トリミング)、溝を掘ったりといった加工ができる機械です。両者の違いは簡単に言って大きさ。大きくてパワーがあるのがルーター。私はHiKOKIのものを使用していて、マキタなどでも良いと思いますが、刃物が高速回転する機械なので安物は怖いです。信頼性のあるメーカーのものをお選びになるのが良いと思います。取り付ける刃も、色んな安物が売られていますが、特に細いビットで溝を掘るような負荷の高い作業をするとすぐに折れますので注意が必要です(飛んできても良いようにゴーグルをつけるなど気をつけましょう)

インパクトドライバー
ドリルドライバー

ガガガガッと打撃(インパクト)を加えることで強力にビスを打ち込めるのがインパクトドライバー、速度やトルク(力)をメモリで調節できて初心者でも繊細に使いやすいのがドリルドライバー。私はほぼインパクトしか使いませんが、慣れれば繊細な作業も可能です。慣れないうちはビスの頭をナメさせてしまったり、下穴が不適切なのに無理やり打ち込んでビスをちぎってしまったり、失敗もすると思いますが慣れればOK。DIYでもデッキを作るとか、長いビスをたくさん打ち込むような作業ならインパクト。私は15年前に買ったHikoki(当時は日立工機)のものを、今でも愛用しています。

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ブロワー

強い風を発生させて木屑や落ち葉、ゴミを飛ばしてくれるブロワー。車やお庭の掃除にも役立ちます。私はマキタとHikokiのブロワー、電源コードをコンセントに挿して使うものとバッテリー式と両方使用していますが、コンセント式はとても強力、対してバッテリー式はやや弱い。ドライバーなど他の充電工具の電池と共用できるよう、バッテリー充電工具はメーカーをそろえて選ぶと良いでしょう。

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ボール盤

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木工旋盤

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レーザー加工機

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大型木工機械

現場での作業ではない本格的な家具づくりや建築部材の加工には、大型の木工機械を使用します。バンドソー、手押しカンナ、自動カンナ、昇降盤、横切盤、ホゾ取り機、ルーター、サンダー、旋盤など、名前はDIYでも使うハンディあるいはポータブルなツールと同じですが、一台一台が非常に大きく、数百kgの重量がある機械になります。電源も家庭用の100Vではなく200Vです。

7.チェンソー、伐採

7.チェンソー、伐採

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剪定のこぎり

木工用のノコギリではなく、剪定などで枝やちょっとした幹を切るための鋸。折りたたみ式を選ぶか、さや付きを選んで腰に下げて使うか、好みや作業で変わると思います。刃は替え刃式で切れなくなったら交換可能。たくさんの類似品がありますが、替え刃の入手性(いつでもいつまでも手に入る)を重視して、私は定番っぽくてロングセラーなこちらの銘柄を選びました。持ちやすくしっかり感があり、不満はありません。

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MSA-161T

チェンソー(特にエンジンチェンソー)は通販ではなく、実店舗がある販売店での購入をお勧めいたします。価格が多少高くても、多少遠くても。何本もチェンソーを買うプロが、そうしているには理由があります。その上で、こちらは片手で使うトップハンドルタイプの小型チェンソー。バッテリーで動くので、簡単お手軽。電池のもちも良いが、バッテリーが大きい分、同じサイズのエンジン型より重くはなってしまっています。木に登っての枝払いやちょっとした幹を払うのに重宝。直径20cmくらいの幹なら苦もなく切断してくれます。

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MS 241 C-M

いわゆる普通に買うならこのくらい、というサイズのチェンソー。35〜45cm程度のバーを取り付け可能で、これ以上の大きさが必要な場合というのはそうそうないように思います。同じメーカー製で同じようなサイズで値段がぐっと安いものもありますが、プロ向けの高価なものにはやはりそれなりの良さがあり、振動も少なく体への負担も少なく、良く切れます。

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MS880

普通に市販されているなかでは最大級の超大型チェンソー。私は大きな丸太の製材用に使用しています。90cm、120cm、150cmのバーを作業の段階や丸太の大きさに応じて付け替えて使用しますが、バーの交換だけで一苦労。研ぐのも大変。大きく重く殺人的振動ですが、凄まじいパワーでワクワクする機械。これを細工鋸のように繊細に使って美しく丸太を製材できるようになりたいと、一時期はかなりの頻度で使っていましたが、体がおかしくなるので今はできるだけ使わないようにしています。

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防振手袋

手袋に防振(チェンソーなど振動する機械からの振動を和らげる)機能を持たせた手袋。かなり疲労が変わってきますし、自分は短時間でも防振機能のある手袋を使用するようにしています。防護(チェンソーの刃が当たってしまった際に体を保護する)機能も同時にある手袋がベストですが、選択肢が少なく、防振手袋で「防護」などと書いてあっても、チェンソーに対してどの程度有効か怪しいものもあるように感じます。チェンソーの著名なメーカー、ハスクバーナのものなどを、自分は使用しています。

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チャップス

チェンソーの刃から脚部を保護する、普通のパンツの上から装着する保護具。現場でプロの木こりさんがこれのおかげで助かったところを見たことがありますが、着けててよかった!なかったら大惨事!というところでした。私はハスクバーナのものを使用しています。

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ヘルメット 

チェンソー作業などの際に使用するヘルメット。顔を保護するバイザーがあることで、木屑などが目に入ることをかなり防げるのと、イヤーマフ(耳栓)があるのが特徴です。バイザーもイヤーマフも脱着可能。私はバイザーがメッシュのものとポリカのものと両方使用していますが、ポリカは完全に防ぐ分通気性が悪く曇ることがありますが、キックバックした際のことを考えると心強いです。

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チェンソーブーツ

チェンソー作業の際に使用する防護靴。チェンソーの刃への防護は普通の安全靴とはことなりますので、メーカーサイトなどでしっかり確認して購入することをお勧めいたします。

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ワコーズ フューエルワン

ガソリンに混ぜる添加剤。エンジンを綺麗に調子良くしてくれて、ガソリンの劣化も抑えてくれるので、チェンソー燃料に少し入れておくと使い残しの保管で安心。車やバイクのプロの評価が高い優れた添加剤。私が使っているMS880という大型チェンソーは、エンジンをかけるヒモを引くのに大きな力が必要で、なかなかかからないとそれだけでへとへとになりますが、フューエルワンを入れておくと明らかにかかりが良く安定。とはいえたくさん入れれば良いというものではないので、用量用法にはご注意ください。

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耳栓

電動工具を使用する際など、耳栓を使うようにしています。難聴を防ぐことはもちろん、疲労も軽減されるように感じています。左右の耳栓がヒモやプラスチックのバンドで連結されたものは、外した際も首にかけておけるので便利です。

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8.丸太(重量物)を扱う

8.丸太(重量物)を扱う

チェーンブロック

しっかりしたところに取り付たり単管パイプで組んだ三脚に吊り下げて、手動で重いものを持ち上げたり引っ張ったりするもので、これを使って丸太を持ち上げたり、動かしたりします。クレーン車が入れない場所やイベントなどで、丸太を動かしたり台に乗せたり。使い方はYoutubeなどで探してみてください。

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チェーンブロック用三脚ヘッド

単管パイプ3本を使ってチェーンブロックを吊り下げるヤグラの頭の要となる部品。三脚ベースとセットでどうぞ。

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チェーンブロック用三脚ベース

単管パイプ3本を使ってチェーンブロックを吊り下げるヤグラの足元を固める部品。三脚ヘッドとセットでどうぞ。

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スリング

チェーンブロックやチルホール、クレーンで重量物を吊る際に使用しますが、私はイベントで重い木をみんなで動かす際にも使用しています。

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チルホール

丸太など重量物を引っ張れる、手動のウィンチ。クレーンなしで重い丸太を山から引き出し、トラックにも乗せてしまう年配の木こりさんに昔のやり方を色々と教わりましたが、直径90cmもある丸太もこれで2人で動かしてトラックの荷台に引き上げて積めました。そういうの見ていないと、クレーンがないからムリ、となってしまいそうですが、本当に良い勉強をさせていただいたと思います。

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金てこ(かなてこ)

長いバール。丈夫な鉄の棒。てこの原理を使って丸太を動かしたり、丸太がある場面であると便利な金てこ。防災、のためにも一家に一本、防災倉庫に数本あると良いのではと思います。震災や倒木があった際に丸太や瓦礫など重いものを動かすのにも使えます。

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ヘラ

金属製のヘラ。本来は傷んで浮きかかっている古い塗膜や錆をこそぎ落としたりするのに使うようなものですが、樹皮をこそぎとるのに調子が良い場合があります(樹種や状態によりますが)。製材所でも、樹皮に噛んでいる砂や砂利をこそぐのに、これでささっとノコが通る道筋を払ってブロワーで吹き飛ばして、といった感じで使用しているところがありました。

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マーキングチョーク

丸太でも板でも、あまり凸凹した面に書くには向いていませんが、多少ガサガサしている程度なら調子良く書けるので、製材した板に樹種や産地や何に使う用かなどを書くのに使用しています。

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9.園芸用品

9.園芸用品
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根切りシャベル

根切りシャベルは、緑地などで小さな木や草を掘り採る作業にとても便利です。そうしたフィールドでは、周りの雑草などの根が複雑に絡まり合っていて、普通のシャベルでは掘りづらいのです。工事現場などで伐採予定の木のまわりを探すと、落ちた種から芽生えた木の赤ちゃんを見つけられることがよくあります。そうした幼木を救出して育て、工事が終わってから植樹する、という活動を続けてきましたが、そういう時に大活躍するのがこの根切りシャベルです。リンク先で2つのサイズがありますが、私は小さい方を使っていてこれがベストと感じています。

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10.製図

10.製図

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製図用シャープペンシル

製図用のシャープペンシルって高いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、1000円前後で買えてしまいます。私はステッドラーの品番925 25-05のシルバー色で0.5mm芯のものを中心に(形がちょっと違うものがありますが、これの形が一番好き)、ほかのカラーのものや芯の太さ違いのものなど、10本くらい持っていて、色で芯の硬さ(HBとかBなど)を分けておいたりするのも便利です。すごくしっかりしていて質感も良く高級感があり、製図をしない学生さんやお子様にもお勧めです。

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多機能ペン

ステッドラーのアヴァンギャルドという多機能ペン(ボールペン3色+シャープペン)をやはり10本くらい持っていて、いくつかある作業机やPC周りに置いておいたり、良く使うカバンや車に入れておいたりしています。安価ですがオールアルミ製で実用品としての質感があり、無駄に重くないのも良いところです(手荷物はできるだけ軽くしたい)。カラーバリエーションがあるのも楽しい。替え芯は特殊なものではないので価格も入手製も良。

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三角スケール

建築系の人には当たり前、でも木工系や家具系の人だと意外と持ってないのかな?と感じる三角スケール。普通のメモリ(1/100や1/10、あるいは原寸1/1を描く際に使用)に加えて1/500(1/50や1/5としても使用)など合計6種類の縮尺に対応したメモリが刻まれています。家具や小物作りでも、2分の1とか3分の1とかの図面を手描きする場合にはとても便利です。大きい図面を描くなら30cm、A4程度なら15cmのコンパクトなものもおすすめです(私もほぼ15cmばかり使っています)

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勾配定規

図面を描く場合にも、実際に木材等を加工する場合にも使用する勾配定規。任意の角度に設定して使います。実際にある家具や模型の脚の傾きが何度なんだろう?という場合にも現物にあてがって使用します。

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平行定規

建築や家具の図面を描くのに最適な製図版。左右幅いっぱいの定規が上下にスライドするようになっていて、平行線を素早く引けるようになっています。並行定規に三角定規や勾配定規を組み合わせて、垂直線や角度のついた線を引くことができ、平面図や立面図、矩計図といった複数種類の図面を描かなければならない建築士の試験でも、これと勾配定規一本あればOK、つまり、家具や雑貨の図面も含めてこれがあれば図面はOKということです。図面が多く複雑な建築ではCADでの作図が標準ですが、それでもアイデア・検討段階には製図版があると良い感じだし、家具などの図面は下手にCADなどかじらずに手描きの方が作る上でもプレゼンする上でも良いように思います。大事な道具です。

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鉄道定規

様々な曲率が揃った円弧を描く定規。手描きや模型作りで椅子の背もたれのRを描く時に良く使用しています。なくてもなんとかなりそうですが、こういうアイテムが好きならぜひ。

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コピックマーカー

手描きはもちろんCADの図面にも、これでささっと適当にいい加減にでも着色するだけで、すごくサマになるマーカー。修行時代の設計事務所で使われていて、なにを今時手描きで色なんかつけてるの!?と最初は思いましたが、見様見真似でやらされているうちに良さに気付かされ、以来ずっと愛用しています。本体を一度買えば補充インクと替芯でずっと使えて、20年近く使っているものも多いです。なによりすごいのは、長期間使っていなくてもインクが固まってしまったり揮発してしまったり、そういうトラブルが一度もないこと。素晴らしいマーカーです。

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コピック補充インク

コピックのインクを補充するカートリッジ。補充インクは一回の補充では少ししか減らないので、使用頻度が低い人は、次に補充するときまでにダメになっちゃうんじゃないの?と心配でしょうが、自分はそういう不具合を経験したことがありません。ものすごく経済的で、信頼しています。コピックで難しいの無数にあるなかからの色選び、ですが、一度買えばほぼ一生物なので、ちょっと違ったかな?と最初思った色にも出番が来ます。楽しんで色を増やしていきましょう。

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11.その他

11.その他

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ホンマ製作所の薪ストーブ

安価で軽量、キャンプなどの際に車に積んで持ち運べるようなものから本格的な薪ストーブまで、その品質、コスパに大変満足しています。やはり野外で木を燃やして使えるピザを焼けるオーブンや燻製ができるスモーカーなど、楽しい製品がいっぱいです。

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